ハワイ レインボーキッズ プロジェクト <第1回報告ページ>
「HAWAII RAINBOW KIDS PROJECT」に沢山の応募を頂き有難うございました。事務局より応募内容についてご報告致します。
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その際、ヒロさんのご都合で、福島県の新地町といわき市に立ち寄ることになっていたので、それぞれに近い、亘理の子どもたちと、いわきの子どもたちに声をかけて、集まったようです。 福島県新地町では、ヒロサンが参加する、大島花子さん(坂本九さんのお嬢さん)の仮設住宅内でのミニライブと炊き出しに誘ってもらった亘理の子どもたち(左からすずらちゃん、美紅ちゃん、美紅ちゃんのお母様)が、ライブと、その合間に、少しだけウクレレレッスンをしてもらったみたいです。(コアロハファミリーからプレゼントされたウクレレを使って!!) 前回、ヒロさんが来日した、昨年の9月に、仙台市内で子どもたちに集まってもらい、帰国後の交流があったのですが、すずらちゃんは、その日起きた大きな地震のため、電車が止まり、会場に来られなったので、ヒロさんとは久しぶりの再会だったと思います。また、この日は、亘理の風ちゃんは都合がつかず、参加できなかったので、また次回集まれるといいなと思ってます。
みやぎびっきの会代表理事、さとう宗幸の曲、「青葉城恋唄」をみんなで練習したようで、一応みんな弾けるようになったそうです。この曲は、第1回のRFJKの時、キャンプエードマンで、宗幸さんが帰国前に、子どもたちのリクエストがあって、ウクレレで弾き語りで歌ってくれた曲ですから、みんなも懐かしく思ったのでしょう。いわきでは、残念ながら葵ちゃんが参加できなかったものの、達哉くん、拓くん、莉奈ちゃんが集まってくれました。莉奈ちゃんが一番上手にウクレレ弾いていたようです。
レッスンの後は、プールや温泉でみな思い思い遊びました。
みんな、逆境にも負けず、勉強や部活に励んでいるようです。
ヒロさんからは、また機会があったら、みんなにウクレレレッスンをしていきたいとのお話がありました。
今回会えなかったみんなとも、また再会できるように、事務局も調整していきたいなと思っています。
NAKAMA
宮城県加美町立中新田中学校 1年
佐藤琴美
みやぎびっきの会やたくさんの人のおかげで、とてもいい経験ができました。1日1日がとても楽しく、そして短くて大切な1日だということを教えられました。1日が終わると、せっかく仲が良くなって話せるようになったのに、あと少しだけしかみんなといれないんだと、いう気持ちになってとてもさびしく感じました。
私は、みんなと出会って必ず別れなければいけないことを知っていながら、ずっとみんなと一緒にいたいという気持ちでいっぱいでした。みんなといると、とても楽しく悲しいことつらいこと思いだしたくないことを忘れられて、とてもいごこちのいいところでした。この友達のことは忘れないように、最後のキッズ・ハート・トゥーで、ハートの中に「NAKAMA」と書きました。そのNAKAMAには、またみんなで会えますようにという願いを込めて1人1人、一緒に行ったみんなの名前も書き今でも、大切に持っています。(注)
初めて、知らない人と会ってもすぐ仲良くなれて良かったです。
私は、今回とてもいい経験をしていろいろなことを学べました。
本当にありがとうございました。
できれば、お世話になった方やみんなにまた会いたいです。
注釈:これは、プログラムの中で、キッズ・ハート・トゥー(喪失体験をしたこどもたちの心のケアをするNPO団体)が行ったアクティビティの中の、ハートというアクティビティで、ハート型に切り抜かれた紙に自分の大切にしている人やもの、思い出などを書き込み、そしてそれを自分で破ります。その後、今度は台紙の上に、ちぎられたハート型をつなぎ合わせて貼って行く作業をします。けっしてハートは完全に元の形には戻れないけど、のりやテープやお友達の手伝いなどを経て、少しずつ元の形に近づいていきます。各人により、その復元作業にかかる時間や労力は異なりますが。その作業を通じて、こどもたちは喪失体験をどうやってカバーして行くのかを学んでゆくのです。
ハワイレインボーキッズプロジェクトに参加して
福島県いわき市立平第一中学校 2年
高橋葵
しかし、3月11日に東日本大震災が起きてしまいました。その大地震による原発事故により、私の住んでいた富岡町は警戒区域となってしまい、私は避難することになりました。そのため、海外旅行など考えられませんでした。
そんな時、私の通っている中学校にみやぎびっきの会から海外研修の募集があったのです。この募集を見て、私は早速作文を書き、その結果運よくハワイへ行けることになったのです。
実際ハワイへ行ってみると、とても自然豊かな島で、気候もカラッとした暑さでとても過ごしやすかったです。
特に楽しかったことは、3つあります。
1つ目は、キャンエードマンでやったアーチェリーとロッククライミングです。アーチェリーをやってみると、初めは的にあたりませんでしたが、だんだん数を熟していくうちに的にあたるようになりました。ロッククライミングではとても高さがあり、上るまで怖かったけれど、頂上まで上ると達成感が感じられました。
2つ目は夜のキャンプファイヤーです。キャンプファイヤーでは、マシュマロを火で焼き、そのマシュマロと板チョコをクラッカーにはさめて食べました。今まで食べたことがなかったのでとても美味しかったです。さすがハワイだと思いました。
3つ目はレインボー学園という日本人学校でドッジボール大会をしたり、一緒に昼食を食べたことです。ハワイの女の子でも“嵐”のことを知っていることに驚きました。
私はこれから先、今の福島県のような災害にあった県や国があれば、ボランティアなどに参加し、今回の恩返しがしたいです。
ハワイレインボーキッズプロジェクトに参加して
宮城県石巻市立湊中学校 2年
星朱里
最初、私はだれにも話しかけたり、話しかけられる勇気がありませんでした。あとからみんなに、はじめの私の印象をきいたら、すごく暗くて絡みずらかったとみんないっていました。でも、ホテルで部屋が同じ子としゃべるようになって、心のかべがなくなっていきました。
何事にも、ほんの少しの勇気があれば一歩すすめることをまなびました。ほかにも、たくさんのことを学ぶことができました。
いい体験をしたと思います。
ハワイレインボーキッズプロジェクトに参加して
岩手県大船渡市立綾里中学校 3年
熊谷南海
ハワイの人々の温かさ、やさしさにふれ、少しでもつらいことを忘れることができました。私も今回の震災で家や、家族などたくさんのものを失いました。震災がおきてから、不安の気持ちやいろんな思いがたまって人を思いやる気持ちがかけてしまうことがありました。けれども、ハワイの人々は初めて会った私たちにとても親切にしてくれました。
私もアロハの心を持ってハワイの人々のように人を思いやる気持ちを大切にしていきたいし、これからの出会いの1つ1つも大切にして生活していきたいです。
楽しかったこと・思い出
宮城県亘理町立亘理中学校 1年
佐々木美紅
まずは27日まる1日を使っていどうしてホノルルにつくとまた27日でふしぎな感じがしました。27日はとても長くてとてもつかれる1日でした。
そして時刻の差がすごかったのでなかなかねむることができなかったし、友達ができるのかとてもドキドキしていました。そしてやっと28日になり今日は何をするのか楽しみにしていて予定をかくにんするとふしぎな山を見たり風のつよいところに行って外を見ました。少しさむかったけどけしきがとてもきれいで感動しました。
そして初めてハワイの料理を食べました。お好み焼きは、日本とあまりかわらないかんじがしましたがほかの料理やジュースが日本とはまたちがった味でとてもおいしいなと思いました。それからの10日間は、あっというまでしたが友達もたくさんできたし、ハワイの文化などをたくさん知ることができました。でもハワイのみなさんと、友達になったみんなとはなれることはとてもつらかったです。しかしたくさんの楽しいことや思い出ができたのでよかったし、またいつか、同じ20名でハワイに行ったり同窓会を開いたりして出会えたらいいと思います。
もしよければまた20名(同じ)でハワイにつれて行ってくださいね。
10日間お世話になりました。また会える日を心待ちにしています。
ありがとうございました。
ハワイレインボーキッズプロジェクトに参加して
宮城県亘理町立荒浜中学校 2年
菊地 風
こわいような日々が続き
とても明るい未来を想像することが出来ませんでした。
しかし、このプロジェクトに参加し、
素敵な出会いをし、声援をうけ
私達の未来をサポートしてくれる人
応援してくれている人たちに出会うことができ未来を考え直しました。
私たちが未来を担うのだという考えが出ました。
この町を他の誰でもなく
私から明るくしていこうとも思いました。
たしかに今は程遠いけど継続していけば
一歩ずつ元の町あるいは前よりいい町になっていくことを信じ
日々生きてゆこうと思いました。
ハワイの人のあたたかさをあらためて感じた10日間でした。
ハワイレインボーキッズプロジェクトに参加して
宮城県石巻市立大須中学校 3年
小松冬弥
また、プールや海に入れたということが楽しかったです。なぜなら、プールは、家の近くにないし、海は、家の近くであっても大震災の影響で汚くなってしまったので、今年は、プールや海に入れないなと諦めていたからです。
いろいろな企画の中でも一番楽しかったのは、現地の人たちとスポーツを通じて、仲良くなれたことです。
なぜかというと、僕は英語が苦手なので言葉は通じませんでしたが、スポーツをしているとみんな笑顔で知らないうちに仲良くなれたからです。
また、この企画を楽しく行えたのは昌美さんをはじめとするスタッフの人たちがいたからだと思います。
そして僕はその人たちへの感謝の心を忘れず今後も復興のために頑張っていこうと思います。
本当にありがとうございました。
レインボー・キッズ・プロジェクトを終えて
岩手県大船渡市立綾里中学校 3年
中島鈴子
最初の二日間は正直早く帰りたいなぁと思っていました。人見知りなので、知らない人が多い中で生活をして、ちゃんと話せるかななどという不安があったり、生活環境が変わり、精神面でも体力面でも疲労がたまっていたのかなあと、今になって思います。
しかし、キャンプで、みんなと一緒に協力して遊んだり、キャンプファイアーをしたころからいつのまにか話せるようになっていました。「キッズ・ハート・トゥ」の活動で、みんなで一緒に泣いたり、アクティビティで、一生懸命考えて行動したりしたのが、ホノルルでのキャンプ場で印象が強いです。
学習面でもたくさん学ぶことができました。カメハメハ大王が敵を倒したヌウアヌ・パリ展望台や、ハワイの歴史や文化が展示してあるビショップ博物館、火山についても多く学ぶことができました。あまり、ハワイの歴史は知らなかったので、良かったと思います。
自然ともたくさんふれ合うことができました。モアナルア・ガーデンでのモンキー・ポットという大きな木や、ドトールコーヒー農園でのコーヒー収穫体験のほか、きれいな空、虹、海、砂、木、星、生き物。見る景色一つ一つがすべて美しくて本当に心がやすらぎました。今でも夜に見た星が忘れられません。
今回この旅をしてみて、一番感じたことは人と人とのつながりと愛です。現地の出会った方々はみんな優しくて、温かくて、明るかったです。中には、私たちのことを思い泣いてくれたり、はげましてくれて本当にうれしかったです。そして今回初めて出会った十七人の仲間たちにも感謝したいです。最初は名前を覚えれるかなあと心配でしたが、今では全員の名前を言えるようになりました。この十日間はすごく深い友情関係が築けたなあと感じました。本当にありがとうございました。
そして最後にこの活動を計画してくれた、びっきの会のみなさん、一緒に同行して、私たちを支えてくれたヒロさん、金谷さん、京子さん、大久保さん、鶴見さん、ミミさん、その他のみなさん。私がこのすばらしい友達や現地の人々に出会えたのはみなさんが何ヶ月も前から計画してくれたからです。「感謝」の一言ではたりないくらいです。ありがとうございました。
今回の感想と反省
福島県いわき市立内郷第一中学校 2年
大河原拓
今回、一番楽しかったのはレインボー学園に行ったことです。理由は、日本語が分かるので気軽に話せたし、共通する点があったからです。あと僕の大好きなドッジボールができたことです。
今回反省すべきは、色々なものをなくしてしまったことです。
僕は、来年修学旅行があります。なので、今回やってしまったことを改善したいです。
みんなとすごした10日間のおかげで、いままで一番良い夏休みとなりました。
本当にありがとうございました。
レインボーキッズを振り返って
岩手県大船渡市立綾里中学校 3年
柴田佳奈
震災のことを新しく出来た友達と話したり、震災を忘れるぐらい楽しいことをしたりして、その中で私達は一人じゃないんだなと思いました。
このプロジェクトで一番思ったり感動したことは、ハワイの人達の優しさでした。訪ねる所全ての人が私たちを応援してくれたり勇気づけてくれたり国を越えて私たちのことを思ってくれているのがとても喜ばしがったし、又、私たちも頑張らなければならないと思いました。
今回は、沢山の人達の支援のおかげで素晴らしい体験が出来たことにとても感謝しています。ここで学んだ、「アロハの心」や「ハワイの人達の日本に対する思い」を日本のみんなに伝えなければならないと思いました。
今後生活に今回の体験を活かしていきたいと思います。
ハワイレインボーキッズプロジェクトに参加して
宮城県石巻市立渡波中学校 3年
菊地紀子
27日、人見知りの私は友達ができるかすごく不安で、朝から本当に緊張しました。仙台駅までのバスはやっぱり無言で自分このままで大丈夫かなと思っていました。ちゃんと話ができたのは成田でゲートを通ってからが初めてでした。ちょっと慣れてきた私は積極的にみんなに話しかけることができました。
ハワイ滞在はこの紙には書ききれないほどの思い出があります。どこのバイキングもおいしかったこと、ブリッジクラブのみんなとなかよくなれたこと、レインボー学園の人とドッジボールや俳句づくりをしたこと、レイコさんとshoppingをしたこと、ナイノアさんにお話をいっぱい聞けたこと、そしてハワイの人達がみんな温かく私達を迎えてくれたこと。全部が初めてで、うれしくて、また絶対ハワイに来る!!と思いました。最後の時に「いってらっしゃい」と言われた時はすごくうれしかったです。
今回のプロジェクトはたくさんの人たちががんばって計画してくれたもので本当にありがたいと思います。大久保さん、鶴見さん、ヒロさん、キョウコさん、ケルシー、レイコさん、ミミちゃん、むねさん、金谷さん、他にもたくさんの人に感謝しています。本当にありがとうございました。
次のプロジェクトの時は高校生で行けないけど、がんばって勉強して、就職して、みんなに会いに行きます。待ってて下さい。
本当に本当にありがとうございました。
今、思っていること
宮城県気仙沼市立条南中学校 1年
佐藤海斗
なぜなら、震災があって四か月半の間、あまり楽しかったことがなかった。だが、ハワイに行って楽しかったことが三つや四つ、いやそれ以上増えたからだ。
たとえば、初日の飛行機の中だ。僕は今回が初めて陸から離れて飛行機に乗って海外に行った。飛行機の中で窓から外を見ると海などとてもきれいだった。七月二十八日には、ハワイの有名な場所を見てきた。それも、すごかった。ハワイのビーチも歩いた。気仙沼の大谷海岸の水よりも、ハワイの水のほうが温かかった。海外なのだなと感じる一瞬だった。ドトールコーヒー農園にも行き、おいしいドトールコーヒーも飲んだ。コーヒーはとてもおいしかった。
そして、うれしかったことの一番は、新しい友達がたくさん増えたことだ。皆、三月十一日に震災を経験し、何かしらを失くしてしまった人達だった。初日は、とても震災のことを話したくなかったが、最終日になれば震災のことを話しやすくなった。
外国の人達とも仲が良くなった。僕は外国に行ったことがないのでもちろん外国に友達がいなかったが、ブリッジクラブ、レインボー学園の人達と仲が良くなり、友達になれた。これは、絶対ハワイに行かないとできなかったことだと思う。
もしも、ハワイに行けなかったら、ハワイに行く前のまま、ずっとじゃないだろうけど、楽しいことは、あまりなかったと思う。そして、震災後から五か月後も六か月後もずっと震災のことを引きずっていたと思う。そして、外国の人やレインボーフォージャパンの人達とも会えなかったと思う。
だから、今回ハワイに行けてよかったと思う。外国の人達はとてもフレンドリーな人達が多かった。僕達日本人は、見習っていくべきだ。そして、ハワイで会った人達は、これからの将来同じ時代を築いていく人達だ。今回のことを忘れないで、十数年後、いい関係、いい時代を築けていればいいと思う。いや、僕は築いていく。
今回、ハワイに行くための準備などをしてくれた、さとう宗幸さん、みやぎびっきの会の皆さん、金谷さんありがとうございました。レインボーフォージャパンの皆さんもありがとうございました。また、皆で集まりましょう。
僕は、この経験を生かして、つらいことがあっても自分を見失わず、希望を持って生きていく人になりたいと今、思っている。
ハワイ・レインボー・キッズ・プロジェクトを終えて
宮城県気仙沼市立条南中学校 1年
伊藤早希
3月11日に同じ体験をしたからこそ前からの友達のようにすぐ仲よくなる事ができました。そして、プロジェクトの活動で出会った人々もとても温かい人ばかりでハワイの旅をよりいっそう楽しむ事ができたと思います。
私が一番感謝したいのは、パーティーのスピーチでも言いましたが、このプロジェクトをきかくしてくれた人々、それに協力してくれた、たくさんの人々のおかげで私達はハワイに行く事ができて、貴重な体験までさせてもらうことができました。その人達にはただありがとうございました、と感謝するばかりです。何回も言うようですが本当にありがとうございました。
そしていっしょに同行してくれた昌美さん、キッズ・ハート・トゥーのヒロさん、キョウコさん、JASHのKelsey、日本航空の大久保さん、ファースト・ハワイアン・バンクの鶴見さん、もこさん、かおりさん、…など皆さんはとっても優しくて、面白い人ばかりで私達は安心してハワイでの9日間を過ごすことができました。ありがとうございます!また皆さんに会いたいです。
この文を書いていて改めて私達は多くの人に支えられてハワイに行ってきたんだなぁと思いました。本当にハワイでの9日間は夢のようでありながらもじゅうじつしていた生活をおくることができてとても楽しかったです。
また20人で集まって話をしたいです。
そして私は1回といわず何回でもハワイに行ってプロジェクトで会った人達に会いに行きたいです。
最後にみやぎびっきの会のみなさん。みなさんがいなければ私達はハワイに行くことができませんでした。
本当に、本当にありがとうございました。また会いたいです!
ハワイ・レインボー・キッズ・プロジェクトを終えて
宮城県気仙沼市立大谷中学校 3年
紺野大地
また、ハワイの印象は過ごしやすそうな天気で、雨がすぐにやむというところが面白いと思いました。そしてどんな人にあっても、明るく、温かいものをいただきました。ブリッジクラブ、レインボー学園、HAAS、ウクレレ工場の家族の方々など、どこに行っても僕達を笑顔にしてくれました。ダンス、音楽、サーフィン、スポーツなどみんな自分の好きなことを精一杯していて、かっこいいなぁと思いました。一番かっこいいなぁと思ったのはヒロさんやミミさんの様に英語を上手に話していることでした。
この体験を通して、ハワイで活動していきたいと思いました。そのためには英語を一生懸命に勉強したいと思います。僕の夢は医者になることでした。しかしハワイに行って世界が広がった様な気がします。医者になることは変わっていませんが、行く前と今では全然考えが違う気がします。このような経験をあたえてくださった方々に心から感謝したいと思います。
本当にありがとうございました。
「RAINBOW KIDSの一員としてハワイに行って」
福島県いわき市立泉中学校 2年
松本莉奈
ハワイでの活動は、全部楽しかったです。スケジュールの中の活動で特に楽しかったのは、個人の旅行では普通行けない所に行ったり、やれないことができたことです。アメリカ空軍基地のヒッカム・エア・フォースでは、普通は見ることのできないような米軍機の中を見学することができました。その米軍機は、今回震災にあった東北に援助をしに来て下さったものでした。自分達が大変な思いをしていたときに一生懸命援助して下さっていた方々に実際に会ってお礼ができたのも良かったです。まだまだ日本は大変ですが、遠くの人達も応援してくれていると分かり、とても心強いと感じました。いつかは分からないけど、もしハワイで何かあったら、少しでも助けになることをしたいと思います。
レインボー学園や、ブリッジ・クラブの人達とは、なかなかできないハワイの人との交流をすることができました。レインボー学園の人達とは、1回しか会えなかったけれど、かわいいレイを作っていてくれたり、私達が楽しめるように色々考えてくれていました。久しぶりにやったドッジボールは、レインボーキッズのみんなとも仲良くなるきっかけにもなり、とても楽しかったです。ブリッジ・クラブの人達は、あまり日本語が話せないので、そんなに話すことはできなかったけど、一緒にキャンプ・ファイアーとかができて楽しかったです。短い間だったけど、みなさんの優しさを感じました。
自由時間などにやったその他の活動の、コアの木を削ったり、ドリームキャッチャーを作ったことなども楽しかったです。移動時間などの、やることがない時間にもそれらを作って、ひまな時間がなく、ずっと楽しむことができました。キッズ・ハート・トゥーのミーティングでは、みんなと普通には話さなかった被災の状況や、この旅の感想などを話して、みんなの心の内を聞くことができました。
全体を通して、1番嬉しかったことは、今回一緒に行ったRAINBOW KIDSのみんなと仲良くなって、全員で楽しむことができたことです。私は元々、人見知りで、友達を作るのが本当に苦手だったので、ハワイ行きが決まった時からずっと、友達ができるか心配していました。だけど、みんな優しくて、おもしろくて、友達になることができました。
私は、震災のために学校が閉鎖し、友達が1人もいない中学校に転校しました。そこでは心の許せる友達ができず、前の学校の友達にもなかなか会えずに、すごく大変です。だから、震災後はずっと、心から楽しめたことはほとんどありませんでした。
でも、今回会えたみんなは、同じく震災にあい、大変な思いをしている人どうしだからか、仲良くしてくれました。それもあってか、ハワイでは心から本当に楽しむことができました。みんなはどう思っていたか分からないけど、みんなと仲良くなれて、私はすっごく嬉しかったです。
成田で、あかりちゃんに、「友達を作るの苦手でみんな話しかけづらかったと思うのに、りなちゃんが最初に普通に話しかけてくれたのが、みんなと仲良くなるきっかけになった」と言われました。友達関係のことが苦手な私が、少しでも何か役に立てたことが分かって、本当に嬉しかったです。
ハワイでは、全部が楽しくて、ここには書ききれないことばっかりだったけど、本当に楽しかったです。
作文を出して、ハワイに行けて本当に良かったです。一緒に行ったみんなや、ハワイでお世話になったみなさんとは、これからもずっと連絡を取り合いたいです。そしてまたハワイに行って今回会った人達に会ってお礼を言います。
叶うか分からないけど、今回のメンバーでまたハワイに行けることを願っています。
また、今回ハワイに行って見たこと感じたこと、経験したことを1人でも多くの人に伝えたいと思います。
そして、これから先、ハワイで経験したことを少しでも生かしていきたいと思います。
とても貴重な体験をありがとうございました!!
ハワイ・レインボー・キッズ・プロジェクトを終えて
宮城県仙台市立七郷中学校 3年
貴田レイナ
知っている人が1人もいなかったので、ちゃんと友達ができるのか不安でした。
でも、みんな話しやすい人達で、すぐに仲良くなれたのでほっとしました。
ハワイでは、HITACHIの木とか、コーヒー農園とか、ウクレレ工場等のハワイならではのところに行けて楽しかったです。
ブリッジクラブの人達と英語で話したことも、良い経験になりました。
でも海に入れなかったのは、ちょっと残念でした。
せっかくのハワイだったので泳ぎたかったです。
わたしは、これからも震災に負けずに頑張っていきたいと思います。
たくさんの楽しい思い出を、本当にありがとうございました。
ハワイレインボーキッズプロジェクトに参加して
福島県いわき市立平第三中学校 2年
青木達哉
どこへ行っても見えるきれいな海で遊ぶことができました。今、福島では泳げないので久しぶりに水と触れ合うことができました。
クアロア牧場では見渡す限り緑の中で友情を深めるアクティビティを協力してやったり、映画のロケ地を見学したりしました。
ビショップ博物館を見学した時はカメハメハ大王やハワイの神様のことなどを勉強しました。ついでに恐竜のコーナーも見学してきました。
こうして様々なことを楽しめたのは新しい友達ができたからです。レインボー学園ではスポーツを通じて友達になれましたし、ブリッジクラブとは一緒にハイキングをしたり、食事をともにしたり、みんなで遊んだことが一番の思い出です。そして全ての思い出を共有した男子班は家族みたいに仲良くなれました。新しい友達ができたことはうれしいです。
お別れパーティのスピーチでも言ったように僕の将来の夢は幼稚園の先生です。なので、このハワイの自然や人々の心の温かさを学び子供に教えるためにまたハワイに来たいと思います。
ハワイ・レインボー・キッズ・プロジェクトを振り返って
宮城県亘理町立亘理中学校 1年
大澤すずら
1つ目は星を見たことです。外はとてもさむくダウンにジャケットをきて毛布とかぶっていきました。その場所の火山口についた時には雨が降っていたけれど中でお話を聞いている間に雨がやんで、しかも雲もなくなって満天のとてもきれいな星空をみることができました。星の位置は、日本とずれていて、どれがどれなのかよく分かりませんでしたが、鶴見さんに似た(笑)人がレーザービームのライトでくわしく教えてくれました。このとき私は少し前に行った航海士の人のことを思い出しました。その人の話で、ハワイ島を発見した人は星の位置などを正確にみてたどりつくことができたと言っていました。このハワイ島を見つけた人はどこの場所でどの位置になるかが分かることになるので、それを覚えてハワイを見つけるのがすごいと思いました。それからペレ火山の火口は昼間に見た時とちがって夜ではマグマが赤くなっていました。このような所は日本にないのできちょうな物が見れてよかったです。
2つ目は木を植えたことです。ホテルには私たちと同じく津波がきたと言っていました。その津波が来た場所をもと通りにするために木を植えるという手助けができてよかったと思いました。そしてもう一度ハワイに来てあの木を見に行きたいなぁと思いました。
3つ目はさよならパーティーです。さよならパーティーではコアロハ工場の方々をはじめ、あのときこの時お世話になった方々やブリッジクラブ、そしてジェイク・シマブクロさんも来てくれて、演奏してくれました。みんな私たちのためにパーティーのステージを練習したり、料理をつくってくれたりしてとってもうれしかったです。でもこれでハワイも帰ることになってもうみんなと会えなくなると思うと悲しくなってそれにすばらしい歌をうたってもらったのでがまんしていたなみだが出てしまいました。本当は外に出るまで泣かない予定だったけど泣いてしまいました。でもみんなのことは絶対忘れません。
お別れするときのことを忘れなかったら、もちろん仲良くなった日も忘れません。私は個人個人仲良くなれた日はバラバラだと思うけれどみんなで1つになれたときは同じだと思います。それはアクティビティのときに1つになれたかと思います。アクティビティのとはいってもいろいろあるけれどその1つ1つのアクティビティがすこしずつ仲良くしていったかと思います。特にキャンプ場でやった島に水を届けるゲームではと中に雨が降り出したり、意見が分かれて対立したりしたけど一生けん命協力して水を無事とどけることができました。このときが1番みんなとのきょりが縮まったときだと思います。今まで話をしなかった人と仲良くなれて良かったです。でもその分みんなと別れるのがつらかったし最初のころのだんまりしていたのがもったいなくなったりと思いましたが、次のことに生かして今度からはすぐに仲良くなれるように自分から話しかけて行きたいと思いました。最後に金谷さんやムネさんやもこさん、ほかにもいろんな協力をしてくれた、びっきの会のみなさま、その他のみな様ほんとうにありがとうございました。これからの未来は私たちに託してバトンをわたしてください。
ハワイ・レインボー・キッズ・プロジェクトを振り返って
宮城県気仙沼市立松岩中学校 1年
菅原 花蓮
ハワイに8泊間、私たちは20人いました。ハワイでは、いろいろなことを学びました。
もちろん、テーマのとおり、音楽、文化、大自然にふれるということで3つのことも学びました。しかしその他も学んだことがありました。それは「友情」というものです。
他人どうしの20人、最初は話しかけるのが怖かった。でも話しかけないと何もはじまらない。
ずっと一人ぼっちのまま。作文に書いたように、「自立」をしなければならない。だれかが、やるんじゃなくて自分がやるということ。アクティビティでやった、木の上でやったように、人がやるんじゃなくて自分からやっていく。そうすることで皆がそろって、できたこと。
20人でやったから、たっせい感も20倍になる。やってる時は、皆考えて<(`^´)>みたいな顔だけど、終わったあとは(^◇^)こんな顔に。
キャンプファイヤーも、楽しかったし、マシュマロも、おいしかった。もちろんご飯も。
アクティビティは、むずかしいのもあったけど、みんなと仲もふかまったし、楽しかった。
買い物は、時間がたらないくらい楽しかった。
星はとてもキレイだった。その分さむかった。
火山のこと、ペレのことも、自分ではけっこう勉強できたと思います。
交流会は楽しかった。出し物のダンスとか、ウクレレとか、ハワイの学校の子と話をしたこととか。
コーヒー☆ハイキング☆キャンプ☆クアロア牧場とか。
1日の予定がぎっしりつまっていた1日だけど、1つ1つのことがとても楽しかった。
海もすごくキレイだった。
楽しかった分その何倍も何倍も、いっぱい思い出ができた。その思い出を残すカメラもSONYさんからいただいて、いっぱい残すことができた。
最後のパーティでは、とてもさびしかった。かなしかった。
もう一度、このメンバーで会いたい、もう一度、ハワイに行きたいってみんなで思った。
こんなにいい思い出を作ってくれたのも、みなさん、関係者のみなさま。
本当にありがとうございました。
もう一度、できるなら、みんなともう一度、みんなと行きたいです。
ハワイ・レインボー・プロジェクトを終えて
宮城県気仙沼市立鹿折中学校 2年
齋藤紋佳
人との出会い・関わり、自然・文化・歴史などに触れることができ、とても良い経験になりました。初日、飛行機から降り、英語で会話する人々に圧倒され、たまらなく不安になりました。観光では、日本と違う植物を見てハワイにいることを実感しつつ、自然について学ぶことができました。二日目、まだ二日目だというのにもかかわらずハードスケジュールでキャンプへ行きました。
クアロア牧場で一緒に行った仲間達とアクティビティをしました。皆で協力し、楽しんで活動することができました。そして、皆とだんだんしゃべったりするようになり、不安も少しずつとけていき、楽しくキャンプでの活動をすることができました。また、そのキャンプ場で交流した人達はとても優しくていつも話しかけてくれて、英語が分からない私達に日本語を交えて、伝えようとしてくれたり、逆に私達が伝えたいことを頑張って理解してくれようとしてくれました。たとえ言葉が通じなくても心・気持ちで通じ合えているんだと感じ、とても嬉しくなりました。
キッズ・ハート・トゥーでは、皆の気持ちや、その震災での出来事や状況を話したりしました。皆、あの震災で大切なもの・人をなくしていることに実感させられました。「私だけじゃないんだ。大切なものを失ったのは。皆つらいのに笑顔でいる。」皆、つらいことをちょっとずつ乗り越えているんだと思いました。
レインボー学園との交流では、皆でドッジボールをしたり、仲良くなることができてとても嬉しかったです。私が一番心に残っているのは、ジャガー・ミュージアムで見た満天の星です。日本では見れない無数の星。その星を見ていると、今まで私が悩んでいたこともちっぽけに思えてきたし、考え方やそれに対しての想いも違ってきました。この星には、こんな力があるんだと感じました。また来たいと思いました。
さよならパーティーでは、色んな方々が私達のために演奏やプレゼントを用意してくれました。
1つ1つ心に残り、ハワイから離れるのが、すごくさみしくなりました。
今回できた友達。新しく出会った人・場所。思い返すとそのたび嬉しかったり、楽しかったり、感動したりとたくさん感じるものがありました。きっとこの思いは一瞬ではなく、永遠に思い出されると思います。
このプロジェクトを通して人との関わり、優しさ、力を改めて知りました。
そして、将来私も人の優しさ、力を感じさせられるような人になりたいと思いました。
ハワイ・レインボー・プロジェクトは私にとってすばらしい時間となりました。
また、このプロジェクトにたずさわっていただいた方々、本当にありがとうございました。
事務局日記 7月27日(水)
東北から、成田空港を経て、ハワイへと旅立つ。 被災地から参加するこどもたちなので、移動だけでも一苦労。一日かけての大移動の末、成田空港に到着。成田空港で、初めてお互いの顔合わせをしたのもつかの間、今回のプロジェクトに協賛してくださった、ソニーさんより、bloggieというカメラをいただき、その操作方法などを教えてもらいました。そして、びっきの会のメンバー、かの香織さん、小川もこさん、遊佐未森さんに見送られ飛行機に乗り込みました。 搭乗前には、機長・副操縦士・機内サービスの主任の3方が、わざわざご挨拶に来て下さり、また、搭乗の際には、地上スタッフにプレゼントの差し入れと、拍手で見送られました。機内アナウンスでも、Rainbow For Japan Kidsのことが紹介され、到着前には、機内サービスの方々から、メッセージカードなどをプレゼントしてもらいました。 初めての飛行機、初めての海外ということで、緊張で機内でもよく眠れずに、ハワイへと降り立った子も多かったと思います。 空港では、ドキドキの入国審査もスムーズにくぐりぬけ、レイサービスで歓迎されながら、バスに乗り込み、観光へ。日立の木で有名なモアナルア・ガーデンとヌウアヌ・パリ展望台を見て回りました。その後、バスは日本領事館へ到着。ここで、ウェルカム・レセプションパーティが開かれました。長旅と緊張で、表情も硬いこどもたちでしたが、皆に歓迎されているということは伝わっていたようです。 午後は、ようやく今晩泊るパゴダホテルへチェックイン。こどもたちは5人ずつのグループに分かれて、各部屋へ収まりました。荷ほどきと休憩時間をしばし。しかし、元気な男の子チームは、早速、ホテル内のプールで遊んでいたようです。 夕方、カハラホテルへと移動。ドルフィン・クエスト(イルカのショー)を楽しむ。 特別のはからいで、かなり近くで見る事ができたこどもたちは、大興奮。緊張もかなりほぐれた模様。その後は、室内でブッフェスタイルの夕食をいただき、食後は、ホテル敷地から続いているビーチを散歩して、リラックス。 ホテルに戻ったら、長い長い一日が終了。お疲れさまでした! 空港にてレイサービスを受けるこどもたち
領事館のパーティで食事の合間にスタジオリムさんから取材されるこどもたち
ランチの後は、ちょっとリラックス…
領事館前にてRFJKに関わって下さった皆様と
パゴダホテル到着!!玄関にて
モアナルア・ガーデンにて。広い広い
ガイドさんに日立の木(モンキーポット)の説明を受けるこどもたち
日立の木を男の子5人で囲んでみた。
日立の木の前で集合写真!
こんなバスで移動してました。
ヌウアヌ・パリ展望台にて。昔ここで戦いがあったという。
風が強かった…パリ展望台
写真撮影の時は、「シャカ」のポーズで。
カハラホテルにてイルカのショー
こんな間近で見れました!!
カハラホテルにて夕食
パリ展望台にて。この時はまだ、写真撮影ポーズはピースサイン。
事務局日記 7月28日(木)
7:30 ホテル内レストランにて朝食。 子供たちは各5人部屋で休んだのですが、長旅の疲れもあって、時間になっても起きてこない部屋もありました。でも、なんとか時間通りに出発。 この日は、オアフ島北部にあるキャンプエードマンへバス移動。子供たちは、持ってきたバックパックへ2泊3日分の荷物を詰め込んで向かいました。その前に、午前中1か所立ち寄ったのがクアロア牧場というところです。様々な映画のロケ地としても使われているだけあり、豊かな緑あふれる場所でした。 クアロア牧場内映画ロケ地ツアーのバス
こどもたちはここで、チーム・ビルディングのアクティビティを体験。いろんなゲームを通じて、遊びながら団体行動で協力することを学びました。まだ、知り合って日も浅かったこどもたちでしたので、初めはぎこちなかったのですが、板を使ったむかで競争は大盛り上がりでした。クアロア牧場でのチーム・ビルディング(むかで競争) クアロア牧場で記念撮影 チーム・ビルディング (竹馬みたいなのをみんなのロープで引っ張って歩かせるゲーム) その後は、敷地内の映画ロケ地を回るバスツアーに参加し、普段日本で見ることのない景色を目の当たりにし、こどもたちの気持ちも上向きになっていきました。 昼食をとって、再びバスに乗り込み、キャンプエードマンへ。 海岸線が見えてくると、こどもたちのなかには、「海に入りたい。入れるの?」と聞く子もおりました。今回ハワイ側では、津波を被災しているこどもたちもいるので、海に入るプログラムはあえて避けるように手配してくださっていたのですが、元来沿岸部育ちのこどもたちは、海で遊ぶのが大好きみたいです。日本の海とハワイの海では受ける印象も違ったようで、また、震災から半年も経っていないという時期でしたので、逆に心的トラウマ現象はまだ発症していなかったのかもしれません。 かくして、キャンプエードマンに無事到着した一行は、泊まる小屋へと移動しました。今回滞在していたホテルのご厚意で、シーツ、毛布、枕などの寝具をお借りしてきましたので、それを各自部屋に持ち込み、ベッドメイキング。その後は、再びアクティビティの時間となっており、2つのグループに分かれて、アーチェリーとロッククライミングを楽しみました。 真剣に的を狙ってます
夕食は、食堂にて。キャンプ場に滞在する皆が集まるのですが、その際、「キッチンパトロール」(給食当番みたいなもの)を各小屋ごとに決めて、当番になった小屋のグループは、食事の時間の15分くらい前に食堂に行き、椅子をならべ、お皿をならべというように食事の準備をし、時間になったら、料理のお皿を各テーブルに運びます。合宿所のような雰囲気で、「いただきます」の歌もあって、皆で歌ってから食べ始めます。そして、食事時間終了5分前になると、「あと5分、あと5分」というように連呼されるので、みな慌てておかわりを取りに行ったりしていました。アーチェリーをするこどもたちと代表理事の宗幸さん ロッククライミングの様子 夕食後は、今回こどもたちの心のケアを担当して下さったNPO団体「キッズ・ハート・トゥー」のミーティングの時間でした。そこでは、オープンサークルといって、皆で輪になり、自己紹介をしながら、今回の大震災での体験したことを話していきました。 もちろんルールとして、言いたくないことは無理に言わなくていいし、ここで聞いたお友達の話は、他の人には話さないということが事前に説明されており、強要するものではなかったのですが、ほとんどの子は言葉少なに自分の体験を語りました。その場では泣いたりする人もいたし、今までふさいでいた感情が出て、沈んだものになりましたが、その後は、コアの木を削るアクティビティへと移っていきました。 小屋の前で、コアの木を削りながら話すこどもたち
コアの木は、ハワイの木で、とても硬くウクレレの材料などにも使われているものです。現地では、その木片を好きな形に切って、やすりで磨き、ペンダントのチャームにしたりするそうです。そのアクティビティでは、こどもたちに、あらかじめカットしてあるコアの木が配られて、やすりで磨く方法を教えてもらいました。とても硬い木ですから、つるつるにきれいに磨くのは結構大変です。でも、それを一生懸命磨くことで、世界に1つ、自分だけのチャームができるし、今回の震災で亡くした人や、もののことを思いながら削っていくことで、それは大切な思い出やお守りや宝物になるんだよという話を聞いて、こどもたちはみな夢中になって削っていました。実際、このアクティビティの時間だけでは足りなくて、完成させられなかったのですが、その後、旅の期間中のすきま時間を見つけては、皆コアの木を磨いていました。
キャンプ・ファイアーでスモアを食べるこどもたち
最後の締めくくりは、キャンプ・ファイアーでした。今回のキャンプ場を手配してくれた、日米協会のケルシーさんが、アメリカのこどもたちに大人気の「スモア」というおやつを用意してくれていました。マシュマロを火であぶった後、板チョコと全粒粉のクラッカーで挟んで食べるというものです。日本から行ったこどもたちにも大人気で、一人で何個も食べたり、また、火を囲んでおしゃべりをしてとても楽しんでいました。さきほどの「キッズ・ハート・トゥー」のミーティングで、お互いの被災体験を共有したことで、こどもたちの中に、仲間意識みたいなものが芽生えてきて、その夜、部屋に戻ってからも、こどもたち同士のおしゃべりは続きました。今まではあたりさわりのない話題が多かったのですが、実際に避難所で体験したことや、震災から今日までどんな風に過ごしてきたかなど、なかなか普段同年代の子たちと共有できていなかったことを話していました。 話は尽きないけれど、まだまだ旅は続きます。23:00消灯。おやすみなさい。 プレゼントにハワイアンキルトのブランケットをもらいました
男子も恥ずかしながらパチリと撮影 キャンプ場の裏山に虹がかかった 事務局日記 7月29日(金)
午前中は、キャンプ場内で、チーム・ビルディングのアクティビティをしました。中でも、みなで知恵を絞り、協力して1つのことを達成するという、水の入った桶を運ぶアクティビティでは、意見を出し合いながら、試行錯誤していく中で、また一段と子どもたちの結束が強くなったようでした。 チーム・ビルディング(水運びのアクティビティ)
この日は、ハワイで大使として、いろいろな団体と交流活動をする子どもたちのグループ「ブリッジ・クラブ」がキャンプ場に到着して、子どもたちと一緒に過ごすことになりました。小学校高学年から高校生くらいまでの子どもたちだったので、日本からの子どもたちと年代が近くてすぐに仲良くなることができました。ブリッジ・クラブ到着後、打ち解けるきっかけなったゲーム 実は、みやぎびっきの会から帯同していた代表理事のさとう宗幸さんが、ここでお別れとなり、日本へ帰国するというので、みなの前で最後の挨拶をしたところ、子どもたちの中からリクエストがあり、ウクレレで「青葉城恋唄」を披露してくださいました。また、今回参加した青木達哉くんは、30日が誕生日で、日本時間だとこの日が30日となることから、宗幸さんを中心にみんなで「ハッピーバースデー」を歌ってお祝いしました。 ブリッジ・クラブの子どもたちと砂浜で
午後は、ブリッジ・クラブの子どもたちと一緒に、キャンプ場の裏山へハイキングに行きました。キャンプ場に戻ってからは、自由時間となり、敷地内のコートでバレーボールをしたりして過ごす子たちもいました。今回、参加した子どもたちの中で、男の子は5人だけでしたので、ブリッジ・クラブの子どもたちと一緒にスポーツできることがとても嬉しかったようです。また、子どもたちからの強い希望で、この自由時間に、少しだけ海岸で遊ぶことができました。ライフセーバーなど、海で泳ぐ安全が確保されてなかったため、膝までという約束のもとでしか海に入ることができませんでしたが、波うち際で遊んだり、砂浜で遊んだりするだけでも、とても楽しかったようで、子どもたちの表情も活き活きしていました。誕生日のお祝いを受ける青木達哉くん 夕食後は、小屋の前のテーブルや広場でブリッジ・クラブの子どもたちと尽きないおしゃべりを繰り広げていました。ブリッジ・クラブの子どもたちも特別日本語ができるわけでもなく、参加した子どもたちも英語が得意というわけでもなかったので、お互いに片言ながらの会話でしたが、それがまた子どもたちにとっては新鮮で刺激的だったようです。ブリッジ・クラブの子どもたちによるウクレレのミニレッスンなんかも行われていました。この日もキャンプファイヤーを囲んで、スモアを食べたりしましたが、前日以上の盛り上がりでした。翌日はキャンプ場をあとにして、ブリッジ・クラブの子どもたちともお別れになるので、最後は連絡先を交換し合ったり、一緒に記念撮影をしたりしていました。 現地の子どもたちと交流できたこのキャンプ場での思い出は、格別なものとして、子どもたちの心に刻まれたようでした。 裏山のハイキングにて植物についての説明を聞く子どもたち
自由時間にバレーボール 小屋のすぐ裏が砂浜になってました 自由時間に海辺で遊ぶ 旅行中誕生日だっ達哉くん。砂のベッドがプレゼント? 事務局日記 7月30日(土)
この日は、朝早くキャンプ場を出発することになっていました。わずかな時間でしたが、仲良くなったブリッジ・クラブの子どもたちともお別れです。みんなバスの前に集まってくれて、お見送りをしてくれました。 ブリッジ・クラブのみんなと一緒に記念撮影
さて、バスに乗り込んだ子供たちは、レインボー学園へ。ここは、ハワイの日本人学校です。平日は、現地の学校に通う子どもたちですが、土曜日はこのレインボー学園に通っています。
キャンプ場を発つときに、お見送りをしてくれたブリッジ・クラブの子どもたち レインボー学園の先生たちから挨拶
まずは、ホールに通されて歓迎の挨拶を受けました。今日のプログラムを行うための、グループ分けのくじを引き、ペアになったレインボー学園の子どもたちから、レイをプレゼントされ、グループごとに集まりました。そして、午前中のイベント、ドッジボール大会です。レインボー学園の子どもたちと、日本から行ったレインボープロジェクトの子どもたちの合同チームを4つ作っての総当たり戦で、優勝チームを決めた後、ハワイチームと日本チームの男女別対抗もあって、とても盛り上がりました。スポーツが好きな子は、特に男の子たちですが、体を思い切り動かせてとても喜んでいました。日本とルールが若干違って、ボールを2個使ったり、サイドに外野が居たりと、戸惑いもあったようですが、すぐに慣れ、楽しんでいたようです。
グループ分けでくじを引く レインボー学園でドッジボール大会 昼食はTOKYO弁当。
お昼は、ホールに戻り、保護者の方々が用意してくれたスパムむすびと、TOKYO弁当という、日本食のお弁当でした。皆、久しぶりの日本食です。ドッジボール大会でうちとけたレインボー学園の子どもたちとおしゃべりをしながら、しばし休憩。特に、女の子たちは、日本のアイドルグループがこの遠いハワイでも、人気であることに驚いたり、どんなことが流行っているかなど、話が盛り上がっていたようです。
おしゃべり女子チーム おしゃべり男子チーム 俳句を作る子どもたち
午後は、俳句作りをグループに分かれて行いました。みんな、おもいおもいにアイデアを出して作っていたのですが、最終的には、各グループから代表が発表することになり、模造紙に書いて皆の前で発表です。あるグループでは、日本から参加の熊谷南海ちゃんの作品が選ばれて、南海ちゃんが前に出て発表しました。「うれしいな ハワイで体験 レディファースト」は、ユニークな視点が好評でした。発表の後は、レインボー学園の生徒会長が日本から来たみんなからの質問に答えてくれたり、ヒップホップのダンスの披露や、ウクレレの演奏がありました。また、この日は、現地時間での青木達哉くんの誕生日ということもあり、ウクレレを演奏してくれた水上ショーンくんが、ハッピーバースデーの歌をウクレレ演奏してくれて、皆で合唱してお祝いしました。
水上ショーンくんが、誕生日の達哉くんのために、
次の目的地は、ホクレア号船長のナイノアさんがいらっしゃるサンド・アイランドです。ナイノア船長から、ホクレア号の航海方法、次回の航海予定のこと、日本からホクレア号に乗るために勉強にきている若い女性の紹介などがあり、最後には、実際のホクレア号を見ることができました。
ハッピーバースデーをウクレレ演奏してくれた。 ハワイ日米協会エド会長さんからナイノア船長を紹介してもらう
子どもたちは、世界を旅してきたお話や、星を見て航海する技術や知識にとても驚き、興味を持っていたようです。もしかしたら、この中から、未来のホクレア号船員が誕生するかも?ということで、ナイノア船長さんも熱心にお話してくださいました。
ナイノア船長の挨拶 ホクレア号と同じタイプの船 ナイノア船長から過去の航海の話を聞く。
1日の予定が終わり、ホテルに戻って夕飯を食べた子どもたちでしたが、実は、ここからまたお楽しみが待っていました。ハワイで有名なアラモアナショッピングセンターでのお買い物です。震災からまだ3ヶ月ちょっとのこの時期、本来、お買いもの自体は日常の行為ですが、避難所暮らし、親戚の家に移っての生活、アパートを借りての仮住まいの子がほとんどで、やはり子どもたち自身もなにか感じるものがあり、いろんなことを我慢していたんだと思います。なので、その気持ちが一気に解放されたようで、とても楽しんでいました。
興味を持って質問した紀子ちゃん。 ホクレア号航海の講義を聞く。 修理中だったホクレア号を見る子どもたち
長い長い1日、今日もやっと終わりです。お疲れ様でした。おやすみなさい。ホクレア号は、幅はないですが、深さは意外とあります。 ホクレア号を見学している子どもたちが スタジオリムのレイコさんからインタビューを受けてます。 ナイノア船長を囲んで記念撮影 事務局日記 7月31日(日)
ビショップ博物館にて
この日午前中は、ビショップ博物館へ行きました。ここには、ハワイの歴史や自然についての展示物がたくさんあり、現地の子どもたちも、学校の授業の一環として見学に来るという素晴らしい所でした。ボランティアガイドをされている浅沼さんに案内され、子どもたちは、ハワイの王様のお話や、どうしてハワイには日系人がたくさんいるのか?など、いろいろな歴史のお話を興味深く聞いていました。その後、自由行動になり、子どもたちは広い館内を各々見て回りました。ちょうど、敷地内で恐竜展も開催されており、恐竜の模型や、クジラなどの展示物など、普段見ることの無いスケールの大きなものにも感動していたようです。
ガイドの浅沼さんの話を聞くレインボーのみんな
お昼は、敷地内のお庭でお弁当をいただきました。この日も日本食レストランのおかみさんが用意してくださったという幕の内弁当で、子どもたちに大変好評でした。少し、故郷の味が恋しくなってきていた頃だったのかもしれません。博物館の庭にあった休憩スペースにて日本食のお弁当を食べています 博物館の庭で昼休み 次の目的地は、ヒッカム・エア・フォースです。普段、一般人は立ち入ることのできない米空軍基地内を見せていただけることになりました。一番の目的は、東日本大震災の時に、米軍の「トモダチ作戦」において、東北地方に救援物資を運んでくれた貨物輸送機を見学できるというものでした。子どもたちは、基地の空港の広さや、飛行機の種類や大きさ、また、機内見学で見る機器の数々、1人1人操縦席に座らせてもらえたりと、貴重な体験にとても興奮した様子でした。さらには、実際に、震災の時に食べ物や水などが無くて困っていた時に、遠いアメリカから来てくれた人たちやその飛行機を実際に見ることができたことが、心に深く刻まれたようでした。 パイロット気分を満喫
米空軍のお取りはからいもあり、見学の最後に代表2人の子どもたちからのメッセージが伝える場が設けられ、案内してくださった大佐と、実際に「トモダチ作戦」に参加された軍人の方からメッセージをいただくことができました。子どもたちも、その実際に被災地に行かれた軍人の方も、震災から3ヶ月後のハワイで会うことになろうとは…と感慨も一塩でした。
輸送機内で、実際のシートに座ってみた (左から小松冬弥くん、ハワイ日米協会エド会長、菊地紀子ちゃん、 ファーストハワイアンバンク鶴見さん、佐藤海斗くん) こちらも輸送機内で座ってポーズしてくれた左から齋藤紋佳ちゃん、菅原花蓮ちゃん 東北に救援物資を運んでくれた輸送機 ウクレレができていく工程を見せてもらった
本日最後のイベントは、コアロハ・ウクレレ工場への訪問です。ここで、みやぎびっきの会からかの香織さん、小川もこさんが後半の帯同者として合流しまして、工場を見学させていただきました。ウクレレの材料になっているコアの木を削って、キーホルダーを作ったり、ウクレレを実際に弾いてみるミニレッスン、それから、実際にどのようにウクレレが作られているのか?工場内を見学させていただきました。最後には、ミニコンサートがあり、ハワイのウクレレ奏者のコンテストで、ちびっこ部門チャンピオンである、ライアン・ナカムラ君の演奏、ウクレレ奏者のジョディ・カミサトさんの演奏、そして、工場のオカミファミリーみんなによる「なんでもできる」の歌と演奏が披露されました。この曲は、ご主人のアルヴィン・オカミさんが作った曲で、震災で元気をなくした日本の方々を励ましたいという思いからできたものです。1番の歌詞は日本語で、2番の歌詞は英語になっていて、子どもたちにもオカミファミリーの温かい気持ちが届いていたようです。
ウクレレ演奏をするライアンくんとジョディさん http://www.koaloha.com/nippon-relief/ 「なんでもできる」 コアロハのオカミさん夫妻
コンサートの後は、工場の外に出て、夕飯のバーベキューでした。ハワイのローカルスタイルのバーベキューに子どもたちも大喜びでした。さらに、サプライズとして、コアロハ・ウクレレ工場から、参加した20人全員に1本ずつウクレレがプレゼントされることが発表されました。(注)夜には、2回目のショッピングの時間が設けられ、みんなでウォールマートへ行きました。地元の人も行くスーパーマーケットですが、規模も大きく、また、お土産コーナーも設置されており、子どもたちは思い思いに、日本で待つ人たちを考えながら、買い物を満喫していました。 コアロハ・ウクレレ工場にて
注釈:ウクレレは、約半年間の製作期間を経て、年末に日本に届けられ、みやぎびっきの会が子どもたちのもとへ送りました。みなとても楽しみに待っていてくれて、喜んでくれました。 事務局日記 8月1日(月)
今日は、オアフ島からハワイ島へ移動します。 ホノルル空港へ移動し、今度はハワイアン航空という国内線に乗り込みます。 コナ空港に到着した私たちは、ドトールコーヒー農園へ。 ここでは、ハワイのコナコーヒーについて勉強しました。コーヒー豆がどのように栽培され、最後焙煎するところまでの一連の工程について説明を受け、実際のコーヒー豆摘みを体験させてもらいました。その後は、敷地内にあるフルーツ庭園へと案内してもらいました。パイナップルがどうやって土から生えているのか?などを見て驚いたり、普段口にする果物がどのように生っているのかを見たり、南国特有の植物などを目にしながら、非常に楽しく、リラックスした様子で見学していました。 フルーツ庭園で、パイナップル畑を見る子どもたち
昼食は、見晴らしのいい庭園でサンドイッチをいただき、最後にコーヒー豆収穫体験の修了証を1人1人に頂いて、次は、ケアウホウ・ビーチへ移動しました。ドトールコーヒー農園にてコーヒーを飲みながら休憩中 (左から柴田佳奈ちゃん、中島鈴子ちゃん、菅原花蓮ちゃん、齋藤紋佳ちゃん) 同じく休憩中(左から松本莉奈ちゃん、伊藤早希ちゃん、星朱里ちゃん) スタジオリムのミミさんを囲んで左菊地風ちゃん、右菊地紀子ちゃん コーヒー豆を摘む熊谷南海ちゃん コーヒー豆を摘む菊地紀子ちゃん コーヒー摘み体験をしたみんな ドトールコーヒー農園にて修了証を持って記念撮影 ケアウホウ・ビーチでは、長谷川マナさんが、このあたりに住む人たちに昔から伝わるお話をしてくださり、お祈りのうた(チャント)を披露してくだいました。そして、ハワイアンカルチャー体験へ。まずは、ティーリーフという木の葉っぱを利用して、ブレスレットにもなるレイ作り教室。その後、ハワイに昔からあるというゲームを紹介してもらい、みんな広場で各々遊びました。のびのびと、楽しんでいました。最後に、マナさんからティーリーフの木を植樹しましょうというお話がありました。 ハワイアンカルチャー体験をガイドしてくれた長谷川マナさんの話を聞く
「昔、このハワイ島にも津波が来たことがあって、植物とか全部流されてしまったのだけれど、こうやって、また新しい木が植えられて、今のように戻ったんですよ。今日、みんなが植えた木は、私たちが代わりに大事に育てますから、必ずまた戻ってきて、この木を見てください。自分で一生懸命働いて、そのお金でハワイにまた来てくださいね。」優しいマナさんの語りかけに、涙する子もたくさんいました。とてもいい体験をすることができたと思います。
こうやって二人一組で作ります。 ティーリーフの葉でレイを編む様子 分からない所は、優しく教えてくれます。 出来上がりを腕にして見せてくれた左から松本莉奈ちゃん、大澤すずらちゃん こちらはハワイ伝統のチェス
夕方には、今晩宿泊する、キラウエア・ミリタリー・キャンプへ。ゲートの間を木でできた槍やボールを投げて通すハワイの伝統の遊びを体験 みんなでティーリーフの木を植樹しました。 ここは、キラウエア火山国立公園の近くにあり、標高が高いので、ハワイでも気温が低く、夜ともなると、肌寒くなります。ちょっと雨も降っていたので、夕飯後は、みな、レクレーションセンター内にある、卓球やビリヤードなどで遊んだり、キッズ・ハート・トゥーのスタッフにドリームキャッチャーの作り方を習ったりしていました。(注) レクレーションセンターで卓球を楽しむ
ここは、ドミトリータイプのお部屋でしたので、男子部屋と女子部屋に分かれ、みんなで一緒に眠りました。2段ベッドや、みんなで一緒に寝るというのが、合宿のようでとても楽しかったようです。同じくレクレーションセンターで初めてのビリヤード ドリームキャッチャーの作り方を習う左から熊谷南海ちゃん、貴田レイナちゃん、 教えて下さったキッズ・ハート・トゥーのキョウコさん 注釈:キッズ・ハート・トゥーのアクティビティの一つです。ドリームキャッチャーを作る際、使用するビーズなどに、自分なりに意味を持たせ、(例えば、赤いのがお母さん、黒は、お父さんで、自分は緑のように)自分のこれまでの経験や思い出を、自分なりにストーリーを組み立て、ひもにビーズを通しながらドリームキャッチャーを作っていくと、完成した際、自分にしかそのストーリーはわからないから、自分の気持ちを誰かに打ち明けるわずらわしさはないうえに、客観的に自分の経験や思い出も見ることができ、自分なりに整理がつけられるということを意図したアクティビティになっています。 |
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無事帰国!
2011/8/5 第一回ハワイ レインボーキッズ プロジェクトに参加してくれた20人の中学生が無事に帰ってきました!お見送りでは、小川もこ、かの香織、遊佐未森のびっきシスターズ(!)が駆けつけましたが、お迎えには、小柴大造、山寺宏一のびっきブラザーズが! 帯同はびっき事務局とさとう宗幸。途中、スケジュールの都合によりさとう宗幸が帰国し、入れ替わりで小川もこ、かの香織が帯同参加。ハワイではお世話になっている皆様にご挨拶をさせて戴くとともにラジオにも出演。 先日、こどもたちに引き続き無事全員帰国しました。報告詳細は近日アップ致します。 多くの皆様にご支援戴いています。心から感謝しています。 |
HAWAII RAINBOW KIDS PROJECT ツアー ハワイ日程 (終了) | ||
7月27日(水) | ||
21:00 | 成田空港発JL074便 | |
9:45 | ホノルル空港着 | パゴダ・ホテル(Pagoda Hotel)泊 |
オリエンテーション | ||
午後 | オアフ島の見所巡り | |
夜 | ウェルカム・パーティー(於パールハーバー) | |
7月28日(木) | ||
終日 | クアロアランチでハワイカルチュア体験やアウトドアアクティビティ。 | キャンプ・エードマン(Camp Erdman)泊 |
キャンプ・エードマンはオアフ島ノースショア海沿いの美しい環境にあるキャンプ場。通常のキャンプに加えて、乗馬、サーフィン、ロッククライミング、ハワイカルチャー体験等様々なプログラムが用意されています。 | ||
7月29日(金) | ||
終日 | クアロアランチでハワイカルチュア体験やアウトドアアクティビティ。 | キャンプ・エードマン(Camp Erdman)泊 |
クアロアランチは緑があふれ豊かな大自然が広がる500万坪の大牧場。「ジュラシック・パーク」等数々の映画ロケ地にもなりました。 | ||
7月30日(土) | ||
午前 | レインボー学園(日本人学校)と交流 | パゴダ・ホテル(Pagoda Hotel)泊 |
昼 | 一緒に昼食 | |
午後 | 古代カヌー「ホクレア号」体験航海 | |
「ホクレア号」はポリネシア人の祖先たちの建造技術と航海術を再現した古代式航海カヌーです。天来を読み、波や風を感じながらの航海術を使っての世界一周航海を目指しています。 | ||
7月31日(日) | ||
午前 | ビショップ博物館でハワイの歴史・文化を学ぶ(講師レクチャー付き) | パゴダ・ホテル(Pagoda Hotel)泊 |
午後 | ウクレレ・ファクトリー・ツアーとウクレレ・レッスン | |
ウクレレ工場でウクレレ作りを見学して、ウクレレ・レッスンにも挑戦。 | ||
8月1日(月) | ||
午前 | ホノルル発ハワイアン航空でハワイ島へ | キラウエア・ミリタリー・キャンプ(Kilauea Military Camp)泊 |
到着後 | ハワイ島でコーヒー農園体験とハワイ王族 | |
生活学習のツアー | ||
キラウエア・ミリタリー・キャンプは世界遺産であるハワイ火山国立公園内にある保養施設で、教育旅行の宿泊先として貴重な体験ができる施設・環境を持っています、独立したコテージのほか100数十名宿泊できるドーミトリーもあり、カフェテリアやレクレーション施設も完備。ハレマウマウ火山にも近く、自然の偉大さを感じることが出来る施設です。 | ||
8月2日(火) | ||
終日 | ハワイ島滞在 キラウエア・ミリタリー・キャンプのプログラム |
キラウエア・ミリタリー・キャンプ(Kilauea Military Camp)泊 |
8月3日(水) | ||
午前 | 地元ヒロ市の学校との交流 | パゴダ・ホテル(Pagoda Hotel)泊 |
午後 | ハワイ島発ハワイアン航空でホノルルへ | |
夕方 | フェアウェル・パーティー(於パゴダホテル) | |
ハワイの世界的ウクレレアーティスト、ジェイク・シマブクロ氏が駆けつけてくれます! ジェイク・シマブクロ プロフィール
1976年11月3日、ハワイ州ホノルル生まれ。 バンド活動を経た後ソロに転向、2002年7月ソニーレコードよりデビュー。 ウクレレという楽器の即興性を活かしつつ、あらゆるジャンルの音楽を演奏するジェイクの登場は、ウクレレ=ハワイアンという概念を覆した。 04年から3年連続でハワイ州観光局のイメージキャラクターを務めた他、日米交流150周年外務大臣賞を受賞。 06年末には『紅白歌合戦』に出場し夏川りみさんと共演した他、ヨーヨー・マ、シンディ・ローパー、ベット・ミドラーなど国内外のアーティストと多数コラボ。 また、映画『フラガール』に提供したオリジナル音楽は、映画同様の高い評価を受けヒットに。 2010年、通算6作目となるオリジナル・フル・アルバム『I LOVE UKULELE』を発表、クイーンの名曲「ボヘミアン・ラプソディ」をウクレレ1本で再現する等、未だ進化が止まらないことを強烈にアピール。 また、音楽活動の合間を縫って、チャリティ・プログラム『Music Is Good Medicine』の活動にも意欲的で、日本においては08年より”ふれあいの旅”と称し、毎年各地の学校、施設、病院等を訪問。 2011年、ソロ・デビュー10周年を迎えた。 ▲ジェイク・シマブクロ日本公式サイト |
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8月4日(木) | ||
10:10 | ホノルル空港発JL075便 | |
8月5日(金) | ||
13:20 | 成田空港着 |
日本の被災地から、子どもたちをハワイに招く10日間のプロジェクト
「レインボー・フォー・ジャパンキッズ」プロジェクト
ハワイは地理的にも文化的にも日本に近い土地。それだけに、日本を襲った震災への支援の動きも大きく、義援金は震災発生後わずか2カ月で総額10億円にのぼった。そして、支援の輪は、金銭的な支援にとどまらず、心の支援へと広がりはじめた。ハワイを代表するウクレレ・メーカー「コアロハ」の工場を訪れての記念撮影。
それぞれに辛い被害を受けている子どもたちを気遣っていたコアロハのスタッフも
「子どもたちの笑顔を見て、この子たちなら大丈夫だろうと確信しました」
「ハワイならではの〝こころの支援〞ができないか。それも、未来を担う子供たちのために何か意味のあることをしたい。その答えがこのプロジェクトでした」
こう語るのは、ハワイ日米協会のエドウィン・ホーキンス会長。この活動の主旨は2つ。被災した子どもたちを、自然豊かな癒しの島、優しい心溢れるアロハの島ハワイに招待する。決して一過性ではなく、数年にわたって実施する。この呼びかけに多くの企業、団体が共鳴し、さまざまな支援を申し出た。
ホーキンス会長が続ける。「我々は子供たちの未来を見つめています。ハワイの自然や文化に触れ、ハワイの子供たちと交流することで夢や希望を持ち、広い世界に目を向け、未来に向かって力強く歩いていってもらいたいと願っているのです。だから、1回参加した子供が、その後もハワイと、そしてハワイの子供たちと交流を持てるようにしていきたいと思っています」
最終日に行われた送別パーティーには、ウクレレプレーヤーのジェイク・シマブクロを始め、
マノアDNAなど有名アーティストも手弁当で駆け付けた
ハワイ島でのカルチャー体験。
ガイドの指導のもと、ティーリーフを使って、ブレスレット作りに挑戦した
プロジェクトのためのチャリティーも盛ん
ハワイの日本語補習校レインボー学園の生徒たちと交流。ドッジボール大会を楽しんだ
到着日は、在ホノルル日本総領事館でのレセプションに出席。
まだ緊張した様子だったが、見るもの聞くもの新鮮で、目は輝いていた
今回のプロジェクトにあたっては、ホテルの宿泊や食事、ハワイ島への航空券、各所でのガイド、お弁当や飲料、Tシャツなどの衣料や移動のバスなど、多くの企業、団体から無償やそれに近い価格で提供された。どの人々も、「被災地で苦しんでいる日本の子供たちを助けたい」という思いは同じ。プロジェクト進行中も、多くの個人、団体から支援の申し出があった。
この活動に寄付をするためのチャリティーも盛んだ。天台宗ハワイ別院の荒了寛さんは、自身の絵画の個展での収益のすべてを寄付。NPOハワイシニアライフ協会はチャリティーゴルフ大会やチャリティーランを開催。第1回開催時に送別パーティーに駆け付けたウクレレプレーヤーのジェイク・シマブクロは、今回の震災に際し旺盛なチャリティー活動を展開しているが、このプロジェクトにも多くの寄付をしている。10月22日にハワイで開催するウクレレでギネス記録に挑戦するイベントの収益からも、このプロジェクトに寄付をする。
今後も日本とハワイでチャリティーコンサートやイベントが多く開催されていく予定だ。その名のとおり、日本とハワイをつなぐ架け橋となるべく始まった「虹」は、たくさんの人々の支援で、その色を増やしていくだろう。
トロリーバスでワイキキの街を見学
生で聴くウクレレの音色に子どもたちが歓声を上げていた
みやぎびっきの会のさとう宗幸代表を囲んで
レインボー・フォー・ジャパンキッズ
Rainbow for Japan Kids
寄付の受付は下記まで
【日本から】
みやぎびっきの会
びっきこども基金 bikkifund.net
【ハワイから】
ハワイ日米協会 www.jashawaii.org
Rainbow for Japn Kids Project